日本時間の5日夜に英国でジョンソン首相の後任を選ぶ、党首選挙の結果が発表され、トラス外相が選出されました、6日にエリザベス女王の謁見後、首相に就任することになります。
残念なことにエリザベス女王がその2日後崩御されてしまいましたね。
そして、そのエリザベス女王が最後に任命した首相となりました。
エリザベス女王に対して、哀悼の意をささげたいと思います。
就任直後に弔辞を述べることになったトラス首相。
Newly elected PM Lizz Truss is addressing the media on Queen's passing. pic.twitter.com/xsZYzEmO1G
— Saad Gondal (@Saadd_Gondal) September 8, 2022
トラス外相は約6割の票を獲得し対立するスナク前財務相を破り、サッチャー元首相、メイ元首相に続いて3人目の女性首相となります。
では、新英国首相のトラス首相の経歴は?そして、それによって英国はこれからどう変わる?のか?をまとめてみました。
今回も最後までお読みください。
新英国首相のトラス首相の経歴は?
それではまず新英国首相のトラス首相の経歴からご紹介します。
正式にはエリザベス・メアリー・トラス(メアリー・エリザベス・トラスの表記もあり)って言うのですね、通称リズ・トラスって?どうしてどうなるのか?あちらの名前には馴染めませんね
トラスの父は数学者、母は反核運動に熱心な教師で、左派色の強い労働党支持者と言う家庭で育った。幼少の頃、母に反核デモに連れていかれて政治に興味を持ったという。
政治への興味のきっかけが面白いですね。子供の頃にそんなところへ連れていかれて「退屈」ではなく「興味」をもつとは、素質があったのでしょうかね?
英メディアによると、幼少期は負けず嫌いで、家族と「モノポリー」と言ったボードゲームをしていても、負けそうになるとどこかに行ってしまい、「勝てないリスク」を回避したという。
また、10代を共に過ごした学校の同級生たちは英紙に
「まったく普通の生徒」
「内気」
「猛烈な勉強家」
「スポーツや音楽に夢中になる子ではなかった」
などと語った。
目立つ子ではなく、記憶に残っていないという証言もあった。
負けそうになるとどこかへ居なくなるって…よっぽど嫌なのでしょうね。
それにしても子供っぽくて微笑ましく感じました。
それより、昔の同級生のコメントw
普通は(と言うか日本では)もう少しポジティブなコメントをするのではないでしょうか?
記憶に残ってないって…w
どんだけ大人しかったのでしょうかね?
ま、女子ならそういう子多いですが、それにしてもちょと寂しいコメントです。
それでは、その後の経歴を見てみましょう。
また、カナダにも一年間居住した。
1996年、オックスフォード大学マートンカレッジをPPE(哲学・政治学・経済学)専攻で卒業。
その後、ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W、現在はボーダフォン傘下)に転職し、同社在職中に管理会計士の資格を取得。
2回連続で選挙に敗れた後、2008年からシンクタンクで副局長を務めた。
2006年にグリニッジのロンドン特別区の評議員に選出された。
2010年保守党政権になり、サウス・ウェスト・ノーフォーク選挙区から庶民院に選出され、国会議員となる。
2012年には教育省の政務次官に任命され、政務職に就いた。
事業仕分けで自分の省を積極的に予算削減し、批判された。
批判されたとは言え、自分の省を積極的に予算削減した…って、早々できることでは無いですね。
これから首相になっても、こういうストイックな政策をしていくのでしょうかね?
非常に興味深いですね。
2017年の総選挙後は総務長官に移り、
2019年の党首選挙では立候補の可能性をにおわせていたが、結果的にボリス・ジョンソンの支援に回った。
2020年9月、日本と自由貿易協定で合意。
2021年9月15日、第2次ジョンソン内閣で外相に任命。
(保守党政権では初、歴代で2人目の女性外相)
2021年12月19日、ジョンソン政権の相次ぐ閣僚辞任で、欧州連合離脱担当相を兼任。
5月17日、対EU通商協定(北アイルランド議定書)を変更する法案を発表。
2022年7月10日、ボリス・ジョンソン首相が辞意表明を受け、保守党党首選挙に出馬。
9月5日、8万1326票を獲得し、6万399票のスナックを下し当選
第71代マーガレット・サッチャー
第76代テリーザ・メイに次ぐイギリス史上3人目の女性首相となった。
こんな感じです。
かなりやり手な感じがしますね。
では、そんなトラス首相になったらどう変わるのでしょうか?
英国はこれからどう変わる?
元々左派の家庭で育ち、学生時代には
イギリスの君主制廃止を訴え「生まれながらの支配者など信じません」と言った発言をしていたようですが、今では過ちだったと話しているそうです。
Lizz Truss at 18….. pic.twitter.com/fhcCgPRIH5
— Gary T Survivor of '76 (@Gaztaz1) September 9, 2022
そして、首相選挙の際には「必要があれば核兵器の発射ボタンを押す」と発言しています。
凄いですよね、日本でもこういう毅然とした総理が出てくれるのでしょうかね?
そんなトラス首相になったらどうなるのでしょうか?
今英国が抱える目の前の大きな問題として
・ロシアと西側の対立の激化
・ウクライナでの戦争
・経済危機(特にインフレとエネルギー価格の高騰)
・スコットランドの独立問題
があります。
結論から言うと、基本的にはジョンソン元首相と同じ思想なので、そう大きくは変化は起こらなさそうです。
就任演説でトラス氏は物価高に悩む国民に対し「みんなでこの嵐を乗り切っていける」と宣言した。
これを今後どう実行するかに期待が寄せられているようです。
どこの国もですが、断言して粛々と実行していくリーダーは評価されますよね。
英国の首相のことですが、参考にもなるでしょうから期待してみて行きましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
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