先日崩御された、イギリスのエリザベス女王ですが、葬儀の実施されるウェストミンスター寺院ってどんなところなのでしょう?また、今までそこで行われた他の式典は?というコトで、今回調べてみました。イギリスでは伝統的な寺院で、様々な儀式が行われている…程度のことはご存じかと思いますが、今回もう少し踏み込んで調べてみますね。
では、今回も最後までお読みいただければと思います。
エリザベス女王の葬儀場ウェストミンスター寺院って?
世界中の注目の中エリザベス女王の葬儀が執り行われるー「ウェストミンスター寺院」-なのですが、世界遺産にも登録されているのですが、日本ではあまり馴染みがないので、どんなところか知らない方も多いと思いますので、ご紹介しますね。
エリザベス女王国葬【最新情報】日本時間 午後7時~ #nhk_news https://t.co/wXWqpMiApF
— NHKニュース (@nhk_news) September 19, 2022
まずは基本情報です。
住所:20 Deans Yd, London SW1P 3PA
HP:https://www.westminster-abbey.org/
面積:10.26 ha
交通:地下鉄
ウェストミンスター駅(ジュビリー線、ディストリクト線、サークル線)
セント・ジェームズ・パーク駅(ディストリクト線、サークル線)
ナショナルレール
ヴィクトリア駅(約1.3km)
ウォータールー駅(約1.3km)
入場料:子供 (0 – 5歳)…無料
子供(6~17歳)…11ポンド
大人(18~64歳)…25ポンド
障がい者、介助者…無料
地図で見るとここになります。
道路を挟んだ反対側には、有名なビッグベンのあるウェストミンスター宮殿があるので、混同しないよう注意が必要ですね。
建設から現在までの歴史イベントは下記の通りです。
960年頃…最初のベネディクト派修道院の修道士が、後にウェストミンスターとなるソーニー島(テムズ川の中州の島)に移住。
11世紀…エドワード懺悔王が建設
1065年12月28日…ウェストミンスター寺院が聖別される。
1245年…ヘンリー3世が、ゴシック建築へ改装を始める。
(改装は14世紀末には凡そ完成したが、塔などは20世紀に至るまで増改築が繰り返された)
1301年…1308年以降の全ての戴冠式で使用される戴冠式用の椅子が製作される。
1503年…ヘンリー7世が聖母礼拝堂の建設に着手。
1540年…ヘンリー8世による修道院の解散。
1560年…エリザベス1世により、聖堂参事会管轄の教会となる。
1745年…西塔が完成。
1987年…ユネスコの世界遺産に登録
2018年…クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズが開設。
※最上階にある美術品の展示ギャラリー
ウェストミンスター寺院での過去の式典は?
特に王室との関連を中心に調べてみました。
流石に英王室直轄の教会だけに、王室での式典が多く実施されていますね。
しかし、英国では王族が結婚した場所は一般人も結婚式を挙げれる様にする、という法律があるそうで、一般人でも結婚式はあげられるようですね。
寺院というコトで、お墓も併設されていますが埋葬されている方々はこんな人が居るようです。
学者系
アイザック・ニュートン – 自然哲学者
アーネスト・ラザフォード – 物理学者「原子物理学の父」
ウィリアム・トムソン – 物理学者
ジェームズ・クラーク・マクスウェル – 物理学者
ジョゼフ・ジョン・トムソン – 物理学者
スティーヴン・ホーキング – 物理学者
チャールズ・ダーウィン – 自然科学者
チャールズ・ライエル – 地質学者
政治家等
クレメント・アトリー – 政治家、首相
無名戦士 – 第一次世界大戦の身元不明の戦死者
ウィリアム・グラッドストン – 政治家、首相
小ピット – 政治家、首相
大ピット – 政治家、首相
ウィリアム・ウィルバーフォース – 政治家
芸術系
ベン・ジョンソン – 詩人
エイブラハム・カウリー – 詩人
エドマンド・スペンサー – 詩人
アルフレッド・テニスン – 詩人
ウィリアム・コングリーヴ – 劇作家
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル – 作曲家
サミュエル・ジョンソン – 文学者
ジェフリー・チョーサー – 詩人
ジョン・ゲイ – 詩人
ジョン・ドライデン – 詩人、文芸評論家、劇作家
ジョン・メイスフィールド – 詩人、作家
チャールズ・ディケンズ – 小説家
トーマス・ハーディ – 作家、詩人
ラドヤード・キップリング – 児童文学者、詩人
リチャード・ブリンズリー・シェリダン – 劇作家
ローレンス・オリヴィエ – 俳優、映画監督
ロバート・ブラウニング – 詩人
トーマス・マコーリー – 詩人、歴史家
その他
ジョージ・グラハム – 時計師
デイヴィッド・リヴィングストン – 探検家、宣教師
ロバート・スチーブンソン – 技術者
トーマス・パー – 152歳まで生きたとされる男性
ロバート・アダム – 建築家
芸術家の方が多く埋葬されているようですね。
既に埋葬場所が無く、これ以上は埋葬できないというコトなので、今のところこれ以上増えることは無いと思われます。
最後におまけの情報です。
ここの鐘のねは、あの有名な音なんです!
皆さんも絶対に耳にしたことがある音色です。
キーンコンカーンコン♪
キンコーンカンコーン♪
というコトで、学校でおなじみの音色ですね。
終礼の鐘も鳴ったことで、日本の皇室とも深い関係の英国王室に
改めて故エリザベス2女王に哀悼の意を捧げ
これにて終わりにいたします。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
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